床下浸水は、発生してしまうと、復旧に時間も費用もかかるため、日頃から予防策を講じることが重要です。ここでは、自分でできる予防策と、災害に備えて準備しておくべきことについて解説します。まず、自分でできる予防策についてです。1つ目は、雨水の排水経路を確保することです。雨水が溜まりやすい場所には、土嚢を積んだり、排水溝を設置したりして、雨水をスムーズに排水できるようにしましょう。また、雨水枡や、排水口に、ゴミや落ち葉などが詰まっていないか、定期的に確認し、詰まっている場合は、取り除くようにしましょう。2つ目は、家の周囲の状況を確認することです。家の周囲に、雨水が溜まりやすい場所がないか、排水溝が詰まっていないかなどを確認しましょう。もし、雨水が溜まりやすい場所がある場合は、土を盛って、水が溜まらないようにしたり、排水溝を設置するなど、対策を講じましょう。3つ目は、建物の基礎部分を確認することです。基礎にひび割れがないか、換気口が低い位置にないかなどを確認しましょう。もし、ひび割れがある場合は、補修を行い、換気口が低い場合は、嵩上げするなど、対策を講じましょう。4つ目は、床下の点検を定期的に行うことです。床下の点検口から、床下の状態を確認し、湿気が溜まっていないか、カビやシロアリが発生していないかなどを確認しましょう。次に、災害に備えて準備しておくべきことです。1つ目は、土嚢を準備しておくことです。土嚢は、浸水を防ぐために、最も有効なアイテムです。土嚢は、ホームセンターなどで購入することができます。2つ目は、防水シートを準備しておくことです。防水シートは、浸水を防ぐだけでなく、床下の湿気を防ぐ効果もあります。3つ目は、懐中電灯や、非常食、飲料水などを準備しておくことです。災害が発生した際に、すぐに避難できるように、非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。これらの予防策を講じ、災害に備えることで、床下浸水による被害を最小限に抑えることができます。